
海の中で1番多いゴミ。
海の中には様々なゴミがたくさん落ちています。
その中でも特に多いのが釣り糸です。
釣り糸はがサンゴに巻き付いて取れなくなり、仕方なしに切った・もしくは切れた。
これはしょうがない事だと思います、釣りをしている人の多くは水中がどの様になっているのかも分からなければ、わざとサンゴに根掛りさせているわけではありません。
お値段までは分かりませんが、高そうな疑似餌も同時に落ちています。
糸はサンゴに根掛りして切れるだけではありません、切れた糸が潮で流れてきて巻き付くと言うパターンも多いです。
釣り糸が巻き付いたサンゴ
糸が巻き付いてしまったサンゴは、白化していきます。
サンゴの中には褐虫藻と言う虫が住んでいます。
サンゴのの綺麗な色は正確に言えば褐虫藻の色です。
糸の巻き付いた場所の褐虫藻は光合成が出来なくなりサンゴから出ていきます。
そうするとサンゴ自体も光合成が出来なくなると同時に、褐虫藻から得ていた栄養分も得られなくなります。
巻き付いた釣り糸は取り除いてあげなければなりません。
玉になってる釣り糸もよく見かけますが、それも潮で揺られながらだんだんと玉になっていきます。
サンゴを傷つけない様にはさみなどで綺麗に取り除いてあげましょう。
無理やり取ったりしてしまうと、想像通りサンゴを破壊してしまいます。
またフィンキックなどでサンゴを折ってしまえば本末転倒です。
サンゴに巻き付いて長い時間経過している釣り糸は、サンゴの一部になっていしまっている場合があります。
そう言った場合はもう取り覗いては行けません。
サンゴの一部になった釣り糸を取り除いてしまうと、そこから逆に壊死してしまいます。
巻き付いたサンゴも壊死し、巻き付いた糸を取り除いても壊死してしまう場合があります。
見極めが難しいですが経験を積んだダイバーについて潜って行くうちに見ただけでわかる様になります。
釣り糸は長い期間強度を保ったままです。
自然に溶けていく環境に配慮された釣り糸は技術的に難しいのかなっと思ったのですが、すでに東レから発売されている様です。
コストがかかるので購入費が高いのと、強度の問題で使う人はほぼいない様です。
取れる目に見える範囲にはなりますが、nextblueで出来る限り回収させて頂きます。