
海洋ゴミが抱える問題
2050年には海洋ゴミのトン数が海中に住む魚のトン数を超えるとまで言われている海洋ゴミです。
年間2億7500tが世界で生み出されているプラスチックごみです。
その中で500tから1300tものプラスチックごみが海洋ゴミとしてこの世界中の海に漂っています、この数字は2010年に集計された数字で少し古い統計となっています。
現在は増えているのか減っているのか。
海洋ゴミワースト20
1位 中国(882万トン)
2位 インドネシア(322万トン)
3位 フィリピン(188万トン)
4位 ベトナム(183万トン)
5位 スリランカ(159万トン)
6位 タイ(103万トン)
7位 エジプト(97万トン)
8位 マレーシア(94万トン)
9位 ナイジェリア(85万トン)
10位 バングラデッシュ(79万トン)
11位 南アフリカ(63万トン)
12位 インド(60万トン)
13位 アルジェリア(52万トン)
14位 トルコ(49万トン)
15位 パキスタン(48万トン)
16位 ブラジル(47万トン)
17位 ミャンマー(46万トン)
18位 モロッコ(31万トン)
19位 北朝鮮(30万トン)
20位 アメリカ合衆国(28万トン)
日本は30位
この統計は人口比率を元に作られている数字なので人口の多い中国が最も多いワーストとなっています。
中国から世界の約30%のプラスチックごみが排出されたいる事になります。
そ他には東南アジアやインフラの整備がされていない地域からのゴミが多いようです。
中国も日本よりもっと早くからレジ袋の配布をやめていますがやはり人口の多い分管理が行き届いていないのが状況です。
プラスチックが自然に分解されるまで
プラスチックは驚くほど丈夫で微生物によって分解されることはありません。
経年劣化して見えなくなったしまったプラスチックごみもマイクロプラスチックとなって漂っています。
微細化して目に見えなくなってもプラスチックはプラスチック。
海中に入るとプラスチックの寿命は延びると言われています。
海の深い場所では光が届かない為、光分解のスピードも遅く、陸とは違い水中では熱酸化分解も起きにくいです。
海を漂ってるうちに太陽光や物にぶつかり摩擦で劣化はしていきます。
そうしたゴミが微細化されマイクロプラスチックとなってこの先何百年、何千年と海を漂っていくのです。